I explore new facets of the world.
世界の新たな相貌を探究する
世界の新たな相貌を探究する
BIOGRAPHY :
Kikoh Matsuura/松浦季恒
Contemporary Natural History Artist/現代自然史アーティスト
Kikoh Matsuura/松浦季恒は、アートとサイエンスが交差する方法論を通じて、人の知覚を超えた領域を科学的かつ感覚的に探究し、世界の新たな相貌を提示する現代自然史アーティストである。ナノスケールの構造を可視化する走査電子顕微鏡(SEM)と、原子レベルの世界を観測できる走査トンネル顕微鏡(STM)を自ら所有・操作し、観察から作品制作、アーカイブ保存に至るまでを一貫して行う。
代表作《Withered Plant》では、SEMによって枯れた植物を観察し、死と生が静かに共存する生命の循環の美を可視化する。さらに、観測データを研究データアーカイブへ保存し、科学的記録であると同時に、存在の痕跡を文化的記憶として未来へ継承する。これらの一連の行為を「観察―記録―継承」と位置づけ、現代における自然史の再構築として実践している。それは、科学的観測を通して生命・時間・再生を思索し、観察そのものを芸術とする試みである。
中外製薬100周年記念作品やファイザー70周年展をはじめ、島津製作所との共作では脳活動の可視化を扱い、京都市京セラ美術館にて展示。また、分子科学研究所との協働では原子のエネルギーを音へ変換する作品を発表するなど、科学・医療・技術の領域を横断しながら、「観察の芸術」を深化させている。
STATEMENT
私たちの世界には、知覚の網にかからぬ現象が広がっている。
それは、細胞の崩壊、原子の振動、記憶を揺らす神経の微細な電位変化――。
私は、こうした知覚外の領域にひそむ「存在の兆し」を、詩的なまなざしとともに、科学技術と感覚のあわいで可視化/可聴化することを試みている。
電子顕微鏡、遺伝子解析、脳波計測などを用いながら、音、光、像として立ち上がる表現は、あくまで“知覚のきっかけ”にすぎない。
大切なのは、その奥にある構造や気配――つまり、私たちが触れられない世界の手前に漂いながら、絶えず変容し続ける現実の気配に触れようとするまなざしである。
代表作《Withered Plant》では、SEMを用いて枯れた植物の微細構造を観測し、「死」の中にある「生命の動き」を描き出した。
私は、生命、意識、宇宙をめぐる断片をすくい上げ、知覚の外側に広がる、流動的で多層的な世界の“未だ見ぬ輪郭”を、そっと探究している。それは理解ではなく、共鳴。
Contemporary Natural History Artist/現代自然史アーティスト
Kikoh Matsuura/松浦季恒は、アートとサイエンスが交差する方法論を通じて、人の知覚を超えた領域を科学的かつ感覚的に探究し、世界の新たな相貌を提示する現代自然史アーティストである。ナノスケールの構造を可視化する走査電子顕微鏡(SEM)と、原子レベルの世界を観測できる走査トンネル顕微鏡(STM)を自ら所有・操作し、観察から作品制作、アーカイブ保存に至るまでを一貫して行う。
代表作《Withered Plant》では、SEMによって枯れた植物を観察し、死と生が静かに共存する生命の循環の美を可視化する。さらに、観測データを研究データアーカイブへ保存し、科学的記録であると同時に、存在の痕跡を文化的記憶として未来へ継承する。これらの一連の行為を「観察―記録―継承」と位置づけ、現代における自然史の再構築として実践している。それは、科学的観測を通して生命・時間・再生を思索し、観察そのものを芸術とする試みである。
中外製薬100周年記念作品やファイザー70周年展をはじめ、島津製作所との共作では脳活動の可視化を扱い、京都市京セラ美術館にて展示。また、分子科学研究所との協働では原子のエネルギーを音へ変換する作品を発表するなど、科学・医療・技術の領域を横断しながら、「観察の芸術」を深化させている。
STATEMENT
私たちの世界には、知覚の網にかからぬ現象が広がっている。
それは、細胞の崩壊、原子の振動、記憶を揺らす神経の微細な電位変化――。
私は、こうした知覚外の領域にひそむ「存在の兆し」を、詩的なまなざしとともに、科学技術と感覚のあわいで可視化/可聴化することを試みている。
電子顕微鏡、遺伝子解析、脳波計測などを用いながら、音、光、像として立ち上がる表現は、あくまで“知覚のきっかけ”にすぎない。
大切なのは、その奥にある構造や気配――つまり、私たちが触れられない世界の手前に漂いながら、絶えず変容し続ける現実の気配に触れようとするまなざしである。
代表作《Withered Plant》では、SEMを用いて枯れた植物の微細構造を観測し、「死」の中にある「生命の動き」を描き出した。
私は、生命、意識、宇宙をめぐる断片をすくい上げ、知覚の外側に広がる、流動的で多層的な世界の“未だ見ぬ輪郭”を、そっと探究している。それは理解ではなく、共鳴。