Kikoh Matsuura | Genomic Mutation









Where are we heading

私たちはどこに向かうのか












データベースに保存された Kikoh Matsuuraのゲノム・全塩基配列(30億塩基対)をネット上で無作為に改変することにより、DNAの人為的な操作と共に突然変異に準えた進化を促す。 生命誕生から多様な環境を経て変遷してきたDNA。進化を続ける生命の先を問う。


Created in 2024, ongoing









仕様 :
DNA Edit、DNA Original、DNA Modifiedプルダウンから染色体を選択。
|| DNA Edit
DNA Editのページでは、クリックすることでDNAが改変され、改変されたDNAがデータベースに保存されます。
|| DNA Original, DNA Modified ( PC only / ブラウザ Chrome 推奨 )
DNA Originalではオリジナルの、DNA Modifiedでは改変されたDNA一覧のページが開き、”click to start” (表示されるまでに数分かかる場合があります) をクリックをすると画面がスクロールを開始します。改変されたDNAは赤文字で表示されます。







|| ゲノム  
DNAの塩基配列すべてを読み出した全情報 (ヒトゲノム約30億塩基対)
|| DNA  
生体の遺伝情報を保持している物質。A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種類の塩基で構成され、その塩基の並び方を塩基配列という
|| 染色体  
ヒトの細胞の核内には23対46本が含まれ、DNAを収納している。1~22番までの常染色体と、性別を決定する性染色体がある。(染色体以外にも、細胞内のミトコンドリアにDNAが存在する)




インターネットを介してDNAを無作為に改変する行為は、デジタル技術と生命の根源的構造の融合を象徴しています。現実世界でのDNA改変には厳重な管理が必要とされますが、デジタル空間では、改変が瞬時にかつ無数に行われ、生命の進化のメタファーとして「偶然」や「選択」の要素が強調されます。

この人為的操作と突然変異を通じて、インターネット上でDNAを改変する行為は、進化の本質的な問いを浮かび上がらせます。通常の進化は、自然の中で環境と共に生じる淘汰や適応の結果ですが、デジタル空間における進化では、環境が抽象的であり、あらゆる可能性を模索することが可能です。これにより、物理的制約に縛られない新たな「進化の環境」を形成し、生命の概念に対する問いかけが生まれます。

さらに、デジタル上での改変は、物理的な生物学的制約を超えた「データの生命」を象徴し、バーチャルな生命の進化を試みる行為とも捉えられます。無限の組み合わせが模索されるデジタル空間の「エコシステム」の中で、新しい形態の生命や知性の可能性を暗示し、進化の未来像を再考する試みと解釈することができます。

インターネットを介したDNA改変は、進化の予測不可能な側面と人類の創造的可能性を内包した、新しい生命の形や進化の概念を模索する試みであり、技術と生命の境界を曖昧にし、人類が生命そのものにどのように関与し、どのように未来を見据えるか、今後の生命観や進化の在り方に新たな問いを投げかけるものです。