FRAGMENT OF EVOLUTION
KIKOH MATSUURA x 島津製作所
2022.jan.29 - feb.13 京都市京セラ美術館 東山キューブ
KIKOH MATSUURA x 島津製作所
2022.jan.29 - feb.13 京都市京セラ美術館 東山キューブ
KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション制作作品
PHOTO:MUGYUDA HYOGO
PHOTO:MUGYUDA HYOGO
太古の人類が壁画や石版に記したもの
何を意味するのか未だ謎のものも多い
ただ何かを想い考え記したものに違いはない
生きること
自ら、家族を存続させること
太古の人類は、現代の私達とは違い遥かに困難であったはず
常日頃、直面していた問題に対峙し思考を巡らせていたであろう
人々は、それら生きる為のことを記したのではないか
明日を生きる為、未来の為に
それは、現代の私達に進化の軌跡を語りかける
そして、私達も今なお進化の過程を歩み、軌跡を紡いでいく
何を意味するのか未だ謎のものも多い
ただ何かを想い考え記したものに違いはない
生きること
自ら、家族を存続させること
太古の人類は、現代の私達とは違い遥かに困難であったはず
常日頃、直面していた問題に対峙し思考を巡らせていたであろう
人々は、それら生きる為のことを記したのではないか
明日を生きる為、未来の為に
それは、現代の私達に進化の軌跡を語りかける
そして、私達も今なお進化の過程を歩み、軌跡を紡いでいく
(7 分 56 秒ループ上映)
fNIRS(光脳機能イメージング)
Kikoh Matsuura は、これまで、砂浜で採取したマイクロプラスティックを走査電子顕微鏡で撮影した写真や、同じく走査電子顕微鏡で鉱物や人工物を解析し、そこから得られた視覚的な情報を音に変換する作品を制作するなど、 この世界に潜在する人の認知能力では把握できない領域にあるものを、最先端の科学技術によって可視化・可聴化することに関心を寄せてきた。その作品は、科学技術を通して世界の新たな相貌を探査するものだと言って良い。 こうした活動を行なっている Kikoh Matsuura が、今回、計測機器、医用機器、航空機器、産業機器を製造・販売する株式会社島津製作所とコラボレーションを行なった。Kikoh Matsuura は、株式会社島津製作所から人の脳活動を可視化するfNIRS(光脳機能イメージング)の技術を元に、無作為に選ばれた44 人の被験者の脳活動を計測し、取得されたデータを独自の仕方で編集することで映像を制作。併せて、自身の声を合成し制作した音を空間内に響かせることで本作品を作り上げた。
「この地球で暮らし続けるには、どんな解決すべき問題があると思いますか?また、その問題を解決するにはどうすればいいと思いますか?」。Kikoh Matsuura がデータ採取の際に被験者に投げかけたのは、このような問いである。本作品が《Fragment of Evolution》、すなわち「進化の断片」と題されている理由は、ここにある。本作品は、年齢や性別、バックグラウンドの異なる多様な個々人が、未来について思考する際の脳活動を視覚化したものであるのだ。 もっとも、今日の科学技術では、脳活動の仔細を計測することはできない。把捉できるのは、私たちが「思考」と呼ぶ神経活動が脳内に生じ、時間の推移とともにその神経活動に変化が生じているという事実だけである。無論、この点について Kikoh Matsuura は十分に自覚的である。fNIRS によって計測されたデータは、私たちにとって判読不明な古代文字を思わせる形象へと変換され、瞬き続けている。 脳の活動という私たちにとって未知の領域を探査する株式会社島津製作所の 技術によって計測され、Kikoh Matsuura によって形象化された、私たちの未来をめぐる思考。空間いっぱいに広がり、運動を続ける私たちの思考の断片に触れるとき、私たちは何を感じ、どのような未来を想像するだろうか。
fNIRS(光脳機能イメージング)
Kikoh Matsuura は、これまで、砂浜で採取したマイクロプラスティックを走査電子顕微鏡で撮影した写真や、同じく走査電子顕微鏡で鉱物や人工物を解析し、そこから得られた視覚的な情報を音に変換する作品を制作するなど、 この世界に潜在する人の認知能力では把握できない領域にあるものを、最先端の科学技術によって可視化・可聴化することに関心を寄せてきた。その作品は、科学技術を通して世界の新たな相貌を探査するものだと言って良い。 こうした活動を行なっている Kikoh Matsuura が、今回、計測機器、医用機器、航空機器、産業機器を製造・販売する株式会社島津製作所とコラボレーションを行なった。Kikoh Matsuura は、株式会社島津製作所から人の脳活動を可視化するfNIRS(光脳機能イメージング)の技術を元に、無作為に選ばれた44 人の被験者の脳活動を計測し、取得されたデータを独自の仕方で編集することで映像を制作。併せて、自身の声を合成し制作した音を空間内に響かせることで本作品を作り上げた。
「この地球で暮らし続けるには、どんな解決すべき問題があると思いますか?また、その問題を解決するにはどうすればいいと思いますか?」。Kikoh Matsuura がデータ採取の際に被験者に投げかけたのは、このような問いである。本作品が《Fragment of Evolution》、すなわち「進化の断片」と題されている理由は、ここにある。本作品は、年齢や性別、バックグラウンドの異なる多様な個々人が、未来について思考する際の脳活動を視覚化したものであるのだ。 もっとも、今日の科学技術では、脳活動の仔細を計測することはできない。把捉できるのは、私たちが「思考」と呼ぶ神経活動が脳内に生じ、時間の推移とともにその神経活動に変化が生じているという事実だけである。無論、この点について Kikoh Matsuura は十分に自覚的である。fNIRS によって計測されたデータは、私たちにとって判読不明な古代文字を思わせる形象へと変換され、瞬き続けている。 脳の活動という私たちにとって未知の領域を探査する株式会社島津製作所の 技術によって計測され、Kikoh Matsuura によって形象化された、私たちの未来をめぐる思考。空間いっぱいに広がり、運動を続ける私たちの思考の断片に触れるとき、私たちは何を感じ、どのような未来を想像するだろうか。
生物は誕生以来進化を続けてきた
今も尚止まることなく進化を続けている
人と他の生物との違いは、人は思考による文明の発達も進化といえる
それは自らの意思を持って
文明がはじまり、戦争、奴隷、感染症、環境破壊、汚染
時代時代で人類は様々な問題を抱えながらも思考し歩んできた
一人一人が問題を克服するために考えること
それは人類の進化へと繋がる断片
今も尚止まることなく進化を続けている
人と他の生物との違いは、人は思考による文明の発達も進化といえる
それは自らの意思を持って
文明がはじまり、戦争、奴隷、感染症、環境破壊、汚染
時代時代で人類は様々な問題を抱えながらも思考し歩んできた
一人一人が問題を克服するために考えること
それは人類の進化へと繋がる断片
